2014年02月12日

化学が苦手な人へ

生まれたときから触れてきた日本語や周囲の環境をもとに学習する
「国語」や「社会」や「生物」、
小学校から毎年触れてきた数字や計算をもとに学習する
「数学」や「物理」、
中学校から毎年触れてきているアルファベットをもとに学習する
「英語」…
そういう科目と少し違って、「化学」や「古文・漢文」は
元素記号、周期表の並び、化学式、反応式、また古文単語や漢文の並びなど
それらを用いることでしか表現できない特異な科目だと思います。
これらの科目が苦手な人は教科書で扱われてきた用語や化学式を覚えずに
受験を迎える人がほとんどと言ってよいでしょう。

化学やその他の理科科目は、学校によっては中学校から高校まで隔年でしか
扱われないこともあり、基礎力の定着が乏しく、テストに出る内容を短期間は
覚えていても、その後きれいに忘れてしまっている人がほとんどでしょう。
しかし、これまでに学んだ用語や化学式をしっかりと覚えている状態でないと
演習を繰り返してもあまり意味がありません。
その学科の学力を欲するなら、今までの生活になかった新しい分野のルールや
用語を暗記をしないわけにはいかないのです。
文字の由来や歴史や意味を知る前に何度も五十音の文字を書き出したり、
縦の列、横の列を丸暗記して声に出してきたあの経験…、
なぜ7は5より2つ大きいの?なぜ3はくねくね曲がった線でできているの?
と疑問を挟まずひたすら繰り返し書き出して数字という記号を覚えたり、
足し算をプリントいっぱい頑張ったり、掛け算九九を丸暗記してきたあの経験…。
エービーシーディーイーエフジー♪と歌にして覚えたり、
何度も単語テストを繰り返してきたあの経験…。
それらが「化学」や「古文・漢文」にも必要なのです。

見ただけで覚える人、書き出しながら覚える人、声に出すことで覚えられる人、
カードに書いて反復することで覚えられる人…。
覚え方は生徒達みなそれぞれ違いますが、
学力を欲している生徒はみなそれぞれの方法で頑張っています。

化学の苦手な生徒へ。

化学の得点をもう少し伸ばしたいと思っているなら
「覚える」という作業から逃げないこと。
授業を聞いてその場でわかったと思うことと、
いつでも自分の中から答えを探せることとは違います。
チェックテスト等を利用して、覚えたことを忘れる前に反復し、
分からないところは身近な先生や友人にでも声に出して質問しましょう。
声に出すということも理解を深めるポイントです。

それでも頑張ったのに得点が伸びない、という生徒も毎年100人~150人中に
2~3人は見かけます。そういった生徒は何もひどく落ち込むことはありません。
生きていくとはそういうものです。
頑張ってダメなら次の方法を探すまで!
何度でもやり直して結果を求めるも、他の分野に力を入れて頑張るも、
自分で決めて進むしかないんです。その結果、
進んできた道・選んだ道をプラスにとらえられるかどうかも自分にかかっています。
振り返ったとき自らが頑張ったと思える過程は、
きっと物事をプラスに考える力をその人に与えれくれると思います。

私は複数の予備校で化学を教えています。
基礎からていねいにノートを作っていき、
理解を暗記をつなげることを意識したスタイルです。
学校では化学を選択しなかったが受験では必要になった、
自宅から遠く離れたところにしか予備校がない、
といった声にも答えられるように現在予備校の授業をライブ版DVDとして
販売しており、ありがたいことに多くの皆さんからご好評をうけています。
高校化学のDVD自宅学習に興味のある方は私のホームページ、
『宮城のつながる化学』ものぞいてみてください。がんばれ。受験生!




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Posted by ミーケン。 at 09:38│Comments(0)化学の勉強方法
 
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