2012年09月01日
計算問題が苦手な生徒へ
化学のセンター試験で4~6問程度は出題される計算問題。
その多くは文章の意味を理解し、
必要な情報を書き出せるかどうかを問うもので、
複数の単元の知識が重なったものなので
多くの受験生が苦手にするのも無理はありません。
しかし、計算問題の中には、その場に与えられた情報のみを使って、
単位を追い求めるだけで解くことのできるタイプもあります。
今回は計算問題が大嫌いな生徒向けに、単位の話をしたいと思います。
例えば500個の飴玉を2000円で買ってきたとします。
この場合、1個あたりの値段はというと、2000÷500=4円
ということになりますね。
何気なくやっている計算も単位をきちんと表示するとどうなるでしょう?
先の飴玉の例では、単位を追いかけると・・・
2000(円)÷500(個)=4(円/個)となっています。
そうです。単位の中に見かける 「 / 」は
分数の線と同じです。 2÷3 を 2/3 と表示することと変わりません。
だとすると、2/3に3をかけると分母が約分されて2となるのと同様に、
円/個 に 個をかけると 円 だけが残ります。
つまり、4円/個の飴玉を500個かうとその金額は…
4円/個×500個=2000円というわけです。
では0.5mol/Lの溶液を300ml用意すると
その中に溶けている溶質の物質量(mol)は…?
この場合、molの単位を求めたいので、
与えられた情報のmol/Lという単位を持つ数値に
Lの単位を持つ数値をかけるとよいことが分かります。
ここで1Lは1000mlなので、300mlをLの単位で表わすと0.3L。
よって0.5mol/L×0.3L=0.15molとなり、
溶液中の溶質は0.15molだと分かります。
あとは密度(g/ml)やモル質量(g/mol)、
気体の標準状態の体積(22.4L/mol)といった
単位を気にかけながら、
何に何をかけたら、もしくは何を何で割ったら、
必要な単位を持つ数値にめぐり会えるのかを意識して
計算に取り組んでみてください。
少しはきっかけになると思いますよ。
その多くは文章の意味を理解し、
必要な情報を書き出せるかどうかを問うもので、
複数の単元の知識が重なったものなので
多くの受験生が苦手にするのも無理はありません。
しかし、計算問題の中には、その場に与えられた情報のみを使って、
単位を追い求めるだけで解くことのできるタイプもあります。
今回は計算問題が大嫌いな生徒向けに、単位の話をしたいと思います。
例えば500個の飴玉を2000円で買ってきたとします。
この場合、1個あたりの値段はというと、2000÷500=4円
ということになりますね。
何気なくやっている計算も単位をきちんと表示するとどうなるでしょう?
先の飴玉の例では、単位を追いかけると・・・
2000(円)÷500(個)=4(円/個)となっています。
そうです。単位の中に見かける 「 / 」は
分数の線と同じです。 2÷3 を 2/3 と表示することと変わりません。
だとすると、2/3に3をかけると分母が約分されて2となるのと同様に、
円/個 に 個をかけると 円 だけが残ります。
つまり、4円/個の飴玉を500個かうとその金額は…
4円/個×500個=2000円というわけです。
では0.5mol/Lの溶液を300ml用意すると
その中に溶けている溶質の物質量(mol)は…?
この場合、molの単位を求めたいので、
与えられた情報のmol/Lという単位を持つ数値に
Lの単位を持つ数値をかけるとよいことが分かります。
ここで1Lは1000mlなので、300mlをLの単位で表わすと0.3L。
よって0.5mol/L×0.3L=0.15molとなり、
溶液中の溶質は0.15molだと分かります。
あとは密度(g/ml)やモル質量(g/mol)、
気体の標準状態の体積(22.4L/mol)といった
単位を気にかけながら、
何に何をかけたら、もしくは何を何で割ったら、
必要な単位を持つ数値にめぐり会えるのかを意識して
計算に取り組んでみてください。
少しはきっかけになると思いますよ。
Posted by ミーケン。 at 11:09│Comments(0)
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