2018年12月08日
あるモル濃度の水溶液を水で薄めた後の濃度は…?
化学が苦手な人の多くが嫌がる濃度の計算・・・。
溶液のモル濃度(mol/L)についての学習は高校1年の2学期くらいでしょうか。
濃度の学習が終わると、酸と塩基の反応、酸化還元反応、等の分野において
モル濃度(mol/L)を使った計算問題をどんどん練習していくのですが、
問題の中には最初に準備した溶液をそのまま用いずに、
それを水で薄めた溶液を用いて実験操作に入る…
というタイプのものがあります。
そういう問題に対して、生徒からの質問がとても多いのです。
私も高校生のころはややこしい問題だな…なんて思っていましたよ。
ある溶液を一度薄めて用いるという問題に対しては、
次のように暗算できるキリの良い数値を用いて、
イメージしやすい例題を解いてみると良いでしょう。
例えば・・・
『コップ1杯のオレンジジュースに水を加えてコップ2杯分にすると、
味の濃さは半分に薄まってしまう。』
この場合の「味の濃さ」が、化学で言うところの「濃度(mol/L)」で、
「ジュースの量」が「溶液の体積」ですね。
溶液は水を加えていって2倍の体積になる(2倍に薄める)と、
もとの半分の濃さ(濃度)になる、ということですね。
ここで濃度が半分になる、ということを数字で表現すると、
もとの濃度に1/2をかける、ということになります。
この場合の1/2の1や2という数字はもとの体積が1、
薄めた後の体積が2、ということです。
つまり、ある濃度の溶液に水を加えて薄めた後の濃度を求めたいなら、
「もとのモル濃度」に「 薄める前の体積 / 薄めた後の体積 」をかける、
と良いのですね。
それでは実際の問題で練習してみましょう。
0.8mol/Lの塩酸12.5mLに水を加えて200mLとした。
薄めた後の塩酸の濃度は何mol/Lか。
と問われたら、以下のように計算すればOK!
0.8mol/L × 12.5mL/200mL
そう、答えは0.05mol/Lです。
あとは色々な問題に出会って、慣れていけば大丈夫。
頑張れ!受験生!応援しています!!

溶液のモル濃度(mol/L)についての学習は高校1年の2学期くらいでしょうか。
濃度の学習が終わると、酸と塩基の反応、酸化還元反応、等の分野において
モル濃度(mol/L)を使った計算問題をどんどん練習していくのですが、
問題の中には最初に準備した溶液をそのまま用いずに、
それを水で薄めた溶液を用いて実験操作に入る…
というタイプのものがあります。
そういう問題に対して、生徒からの質問がとても多いのです。
私も高校生のころはややこしい問題だな…なんて思っていましたよ。
ある溶液を一度薄めて用いるという問題に対しては、
次のように暗算できるキリの良い数値を用いて、
イメージしやすい例題を解いてみると良いでしょう。
例えば・・・
『コップ1杯のオレンジジュースに水を加えてコップ2杯分にすると、
味の濃さは半分に薄まってしまう。』
この場合の「味の濃さ」が、化学で言うところの「濃度(mol/L)」で、
「ジュースの量」が「溶液の体積」ですね。
溶液は水を加えていって2倍の体積になる(2倍に薄める)と、
もとの半分の濃さ(濃度)になる、ということですね。
ここで濃度が半分になる、ということを数字で表現すると、
もとの濃度に1/2をかける、ということになります。
この場合の1/2の1や2という数字はもとの体積が1、
薄めた後の体積が2、ということです。
つまり、ある濃度の溶液に水を加えて薄めた後の濃度を求めたいなら、
「もとのモル濃度」に「 薄める前の体積 / 薄めた後の体積 」をかける、
と良いのですね。
それでは実際の問題で練習してみましょう。
0.8mol/Lの塩酸12.5mLに水を加えて200mLとした。
薄めた後の塩酸の濃度は何mol/Lか。
と問われたら、以下のように計算すればOK!
0.8mol/L × 12.5mL/200mL
そう、答えは0.05mol/Lです。
あとは色々な問題に出会って、慣れていけば大丈夫。
頑張れ!受験生!応援しています!!

Posted by ミーケン。 at 10:12│Comments(0)
│受験