2015年09月16日
センター試験正誤問題対策・その2
沖縄も朝夕は涼しくなり秋の気配が感じられます。
受験生の皆さんは迫ってくるセンター試験に対して
少しずつ緊張感が出てくる頃でしょう。
しかしまだまだ時間はあります。
これまで学習してきた事をしっかり反復して
基礎理解・暗記を確実なものにしていきましょう。
そうすることで難問に対する考え方・取り組み方も
きっといい方向へと変化してくるでしょう。
さて今回はセンター試験に良く出てくる文章正誤問題の第2弾!
以下の正誤問題10問の正誤をしっかり判断できるかどうか
チャレンジしてみましょう。今回は理論・無機の分野からの出題です。
全問正解して本番前に自信をつけるも良し、
たくさん間違ってしっかり修正するも良し、ですよ。
それでは以下の問題の正誤を判断してみてください。
問1)クロム酸イオン,二クロム酸イオン,過マンガン酸イオン、
はどれも2価の陰イオンである。
問2)鉛,スズ,水銀,カドミウム,亜鉛、 はすべて典型元素である。
問3)地殻中に含まれる金属元素で質量パーセントが最大のものは鉄である。
問4)空気中に含まれる気体のうちで3番目に多い割合なのはアルゴンである。
問5)塩化水素,塩化アンモニウム,塩化銅、の固体はどれもイオン結晶である。
問6)電池では、電流は正極から負極へ、電子は負極から正極へと流れる。
問7)両極板を銅板として硝酸銀水溶液を電気分解すると陰極には銅が析出する。
問8)金属の硫化物は黒色のものが多いが、例外もある。
例えばZnSは白色、CdSは黄色、MnSは桃色である。
問9)Zn2+,Cu2+,Ag+、はどれも少量の水酸化ナトリウム水溶液に混合すると
水酸化物の沈殿を生成する。
問10)塩化鉄(Ⅲ)FeCl3水溶液にチオシアン酸カリウムKSCN水溶液を混ぜると
血赤色の結晶が沈殿する。
~答えと解説~
問1)×
それぞれのイオン式は、CrO42-,Cr2O72-,MnO4-なので過マンガン酸イオンだけは1価です。
問2)○
それぞれ良く出題される典型元素の金属です。
ちなみに良く出る遷移元素の金属はクロム,鉄,銅,金,銀,マンガンなどがありますよ。
問3)×
地殻中に存在する元素の質量パーセント順位は「クラーク数」と言われます。
大きい順に、『O,Si,Al,Fe,…』と4位くらいまで覚えておくと良いでしょう。
問4)○
空気中に含まれる気体で割合の大きい順に「窒素,酸素,アルゴン,二酸化炭素,…」です。
問5)×
塩差水素は分子結晶。残りの2つはイオン結晶です。
イオン結晶は一般に金属元素の陽イオン、非金属元素の陰イオンとで
構成されますが、アンモニウムイオンもイオン結晶を作る陽イオンだと覚えてしまいましょう。
分子結晶についてはこのブログの「分子結晶と共有結晶の違い」を参考にしてみてください。
問6)○
電池ではイオン化傾向の異なる金属が両極に使用され、
外部回路を通じて両極が接続されると
イオン化傾向の大きい方(負極)が電子を放出し、
その電子はイオン化傾向の小さい方(正極)へと流れていくイメージです。
化学では「電流」という用語はほとんど使われませんが、
この手の正誤問題だけには顔を出します。
電流という粒子があるわけではありませんが、
「電流は電子の流れと逆方向に発生するもの」であるとイメージしましょう。
問7)×
陽極板の銅が溶解して溶液中に銅イオンが発生しますが
もともと存在する銀イオンの方がイオン化傾向が小さいため
陰極板の銅の表面に析出するのは銀ということになります。
問8)○
ちなみに金属の硫化物はpHによっても沈殿するかしないかもよく問われます。
一般にイオン化列とリンクさせて以下のように覚えてしまいましょう。
Li+~Al3+まではS2-と混ざっても沈殿しません。Zn2+~Ni2+は中性~塩基性であれば硫化物は沈殿します。
Sn2+~Ag+までは溶液の液性に関係なく硫化物は沈殿となります。
問9)×
銀イオンだけは酸化物の沈殿Ag2Oになります。
問10)×
鉄(Ⅲ)イオンとチオシアン化物イオンとで血赤色の錯イオンとなります。
溶液に色がつくだけなので「沈殿」という用語がNGってことですね。
…どうでしたか。一つでも曖昧にしたままの知識が見つかったならラッキー。
本番までにイメージや暗記の修正しておきましょう。

受験生の皆さんは迫ってくるセンター試験に対して
少しずつ緊張感が出てくる頃でしょう。
しかしまだまだ時間はあります。
これまで学習してきた事をしっかり反復して
基礎理解・暗記を確実なものにしていきましょう。
そうすることで難問に対する考え方・取り組み方も
きっといい方向へと変化してくるでしょう。
さて今回はセンター試験に良く出てくる文章正誤問題の第2弾!
以下の正誤問題10問の正誤をしっかり判断できるかどうか
チャレンジしてみましょう。今回は理論・無機の分野からの出題です。
全問正解して本番前に自信をつけるも良し、
たくさん間違ってしっかり修正するも良し、ですよ。
それでは以下の問題の正誤を判断してみてください。
問1)クロム酸イオン,二クロム酸イオン,過マンガン酸イオン、
はどれも2価の陰イオンである。
問2)鉛,スズ,水銀,カドミウム,亜鉛、 はすべて典型元素である。
問3)地殻中に含まれる金属元素で質量パーセントが最大のものは鉄である。
問4)空気中に含まれる気体のうちで3番目に多い割合なのはアルゴンである。
問5)塩化水素,塩化アンモニウム,塩化銅、の固体はどれもイオン結晶である。
問6)電池では、電流は正極から負極へ、電子は負極から正極へと流れる。
問7)両極板を銅板として硝酸銀水溶液を電気分解すると陰極には銅が析出する。
問8)金属の硫化物は黒色のものが多いが、例外もある。
例えばZnSは白色、CdSは黄色、MnSは桃色である。
問9)Zn2+,Cu2+,Ag+、はどれも少量の水酸化ナトリウム水溶液に混合すると
水酸化物の沈殿を生成する。
問10)塩化鉄(Ⅲ)FeCl3水溶液にチオシアン酸カリウムKSCN水溶液を混ぜると
血赤色の結晶が沈殿する。
~答えと解説~
問1)×
それぞれのイオン式は、CrO42-,Cr2O72-,MnO4-なので過マンガン酸イオンだけは1価です。
問2)○
それぞれ良く出題される典型元素の金属です。
ちなみに良く出る遷移元素の金属はクロム,鉄,銅,金,銀,マンガンなどがありますよ。
問3)×
地殻中に存在する元素の質量パーセント順位は「クラーク数」と言われます。
大きい順に、『O,Si,Al,Fe,…』と4位くらいまで覚えておくと良いでしょう。
問4)○
空気中に含まれる気体で割合の大きい順に「窒素,酸素,アルゴン,二酸化炭素,…」です。
問5)×
塩差水素は分子結晶。残りの2つはイオン結晶です。
イオン結晶は一般に金属元素の陽イオン、非金属元素の陰イオンとで
構成されますが、アンモニウムイオンもイオン結晶を作る陽イオンだと覚えてしまいましょう。
分子結晶についてはこのブログの「分子結晶と共有結晶の違い」を参考にしてみてください。
問6)○
電池ではイオン化傾向の異なる金属が両極に使用され、
外部回路を通じて両極が接続されると
イオン化傾向の大きい方(負極)が電子を放出し、
その電子はイオン化傾向の小さい方(正極)へと流れていくイメージです。
化学では「電流」という用語はほとんど使われませんが、
この手の正誤問題だけには顔を出します。
電流という粒子があるわけではありませんが、
「電流は電子の流れと逆方向に発生するもの」であるとイメージしましょう。
問7)×
陽極板の銅が溶解して溶液中に銅イオンが発生しますが
もともと存在する銀イオンの方がイオン化傾向が小さいため
陰極板の銅の表面に析出するのは銀ということになります。
問8)○
ちなみに金属の硫化物はpHによっても沈殿するかしないかもよく問われます。
一般にイオン化列とリンクさせて以下のように覚えてしまいましょう。
Li+~Al3+まではS2-と混ざっても沈殿しません。Zn2+~Ni2+は中性~塩基性であれば硫化物は沈殿します。
Sn2+~Ag+までは溶液の液性に関係なく硫化物は沈殿となります。
問9)×
銀イオンだけは酸化物の沈殿Ag2Oになります。
問10)×
鉄(Ⅲ)イオンとチオシアン化物イオンとで血赤色の錯イオンとなります。
溶液に色がつくだけなので「沈殿」という用語がNGってことですね。
…どうでしたか。一つでも曖昧にしたままの知識が見つかったならラッキー。
本番までにイメージや暗記の修正しておきましょう。

Posted by ミーケン。 at 22:33│Comments(0)
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